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鱗姫  嶽本野ばら著
読んだ本を記録していこうと思って、いくつか記事にしてるけど、
今回も、野ばらの本です。
本は色々読むけど、最近は、野ばらにはまってますのでお許しを。

“鱗姫”は、体に鱗が生えていく少女の話。
題名からして、相当気持ち悪いかもしれない物語だったけど、
“ツインズ”に比べたら、こっちの方が面白かった。

この世の中の常識やタブーを、自分の為、自分が生きていく為に犯していく。
良くも悪くも、一種の純粋さというか、其れ故の残酷さ等、そんなことを思う。

中世の時代の装飾や衣装やそういったゴシック的な要素が、
いつも沢山に散りばめられている野ばらワールド。

中世の貴族の傲慢さや残酷さが描かれていて、本当は恐い(?)グリム童話など思い出して、恐いもの見たさなのか、別に嫌に思わない。
ゴシックロリータなどには、私的にはあんまり興味はないんだけど、
毎回、知らない世界を覗いているようで、けっこう興味深かかったりもするんだな。
by chio-ringo | 2004-12-02 16:46 |
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