台湾 ~お茶紀行~
台湾といえば、最近日本でもとても人気のある「台湾茶」の国。有名な凍頂烏龍茶や高山茶も、台湾茶です。私も大好きで、よくお土産でもらったりしていたんですが、この度台湾に初上陸して、台湾茶に触れ合ってきました。

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【美濃の雷茶(らいちゃ)】
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まずは、「雷茶(らいちゃ)」です。
このお茶は、「高尾」から車で約1時間ほど行った、「客家」と呼ばれる人達が多く住んでいる「美濃」というところで飲みました。お米やいろんな種類の豆やゴマやお茶やナッツ(この時は、20種類くらい!)を、すりこぎで粉状になるまですっていきます。

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6人がかりで30分以上!なかなか大変な作業だったけど、ようやくOKが出ました。

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すったお茶を湯呑3分の1くらい豪快にぶっ込んで(笑)、台湾茶を注ぎます。

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完成!ぶくぶく言ってた(笑)。
よく混ぜながら飲みます。本当は、最後に玄米をトッピングします(撮り忘れた^^;)。日本でいえば「きな粉」みたい。凄い栄養がありそうです。牛乳とかに入れてもいいかも・・・!と思ったけど、最後に注ぐのは絶対お茶じゃないと駄目!(お湯でも駄目。日本茶は可です。)って言われました。きっと、バランス的なことがあるんだろうな。

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【高尾のお茶商】
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お次は、高尾のお茶屋さん。
旦那さんのお家がずっとお茶作りをやっていて、今も続いているお茶商。もちろん、旦那さんは若い時から今もお茶作りをしている。奥さんは、お茶摘みをやっていたそうな。

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今年採れた冬茶を頂きました。台湾で三番目に高い山で採れた「高山茶」で、発酵の浅い水色も薄い黄色のお茶と、炭で焙煎した芳醇な香りのお茶。台湾は暑いし、この時も暑かったので、発酵の浅い方が人気だったけど(私も美味しいと思ったけど)、寒い日本に帰ってきたら、炭焙煎の方が美味しく感じました。

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「こんなに膨らむんだよ~」と見せてくれた。

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膨らんだ後の、「一芯二葉」の茶葉。
この採り方は、お茶の先端部分だけを採ったとても贅沢な採り方で、良質なお茶の証拠でもあります。しかも、葉がそのままの形。きちんと丁寧に作られているんだな~と思います。

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そして、これは珍しい(笑)。これもお茶です。
台湾では、お茶を何年も何十年も保存して「老茶」にします。新茶も飲みますが、老茶の方がタンニンやカフェインが少なくて、香りも味わいも熟成されているそうです。これは、その老茶にするために作られたお茶。もちろん、茶葉一個一個がころころした通常の形でもいいですが、これはお茶を製茶するときに、さらしのような布にくるんでギュッと丸めていくそうで、とても手間がかかるそう・・・。旦那さんも滅多に作らないお茶だそうです。

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【林さんちで老茶】
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私は、お茶がとても好きなので「茶藝館」にいきた~い!!と言っていたんですが、そんな私の話をきいて、お茶好きの台湾人の林さんがお宅に招待してくれました。伺うと、茶器と茶葉で埋め尽くされたお茶のお部屋があって凄かった~!例の「老茶」も大きな壺にたくさん保存してあって、うらやましいなと。若いうちにたくさんお茶を買って、このお茶を飲みながら老後を過ごすのが夢だそうです。一緒に行ってくれた台湾人の友人も「老茶」好き。「新茶」飲むと夜眠れないけど、「老茶」なら平気・・・とのこと。

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これは、今年の春茶。急須で入れたお茶は、何人かで頂く場合、濃さが均等になるように茶海と呼ばれる器に移してから注ぎ分けます。林さんは、水色が見えるようにガラスの茶海。見たことある形だな・・・と思ったら、無印◎品のデカンタだって!(笑)。でも、持つ部分に籐(のようなもの)を巻いたそう。立派なオリジナル茶器。さすがです。

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そして、なんと、林さんが16年物の老茶をごちそうしてくれました!16年物なんて、めったに飲めないですよ。買えたとしても、とても手が届かない・・・。

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水色は、美しい紅茶色。香りも味わいもやさしくて、でも後から後からふんわりと喉の奥が香る・・・そんなお茶でした。貴重なものを頂きました。どうも有難うございます。

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台湾の人の、お茶に対する愛情をひしひし感じて帰ってきました。私も「老茶」やってみようと、高尾のお茶屋さんでたくさんお茶を買ってきちゃった。でも、「新茶」でも充分すごく美味しいので、「老茶」になる前に飲み干してしまうんじゃないかと、それだけが心配です。
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by chio-ringo | 2009-12-25 08:00 |
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