朝帰りの朝
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春になって、送別会があって、
門出のお祝いに、ネクタイやら鏡やらをプレゼントして。
みんなとてもいい子だったから、とても寂しくなってしまって、
いつもより、どうやらお酒を飲みすぎた・・・。

終電を逃し、朝までやっている飲み屋で夜を明かす。

始発の電車。4時36分。
春とは言えども、まだまだ駅のホームは冷えて冷えて。
暖かいお茶の缶で両手を暖めながら、
ふらふらする頭と体をどうにか保ちながら、電車を待った。

地下鉄に乗り換えて、ようやく地元の駅に着いたとき、
辺りはもうすっかり明るくなって、通勤の人たちが足早に通り過ぎていく。

顔を出したばかりの朝日に照らされた街や空や空気は、
いつもと全然違う表情をしている。
洗い立ての、生まれたばかりの、澄み切った、そんな表情。

小さく見える白い月だけ、朝帰りの私を知っているような気がして、
左目でこっそり目くばせをした。

日の出とともに起きる・・・なんていう生活に憧れたりもするけれど、
実際の私にはなかなか難しいこと。
だから、こんな朝帰りの日にしか見れない今日の始まりは、
すごく新鮮で大切なものに思えた。
朝帰りもちょっと悪かないかな・・・なんて思ったりした。

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by chio-ringo | 2006-03-26 15:09 |
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