ひょうたんの本を何冊か読みました。
ひょうたんの絵本 おおつき よしあき著 ひょうたん界では有名(?)なジャンボひょうたん会の設立者、おおつきさんのひょうたんの絵本です。絵本なので大判で、絵がたくさんでとても読みやすい。けれど、内容はかなり濃い・・・。ひょうたんの育て方、ジャンボひょうたんの育て方、加工の仕方、ひょうたんの種類、歴史、ひょうたんで作る、マラカス、オカリナ、ランプ、スピーカーの作り方等など。簡単に分かりやすく書いてあります。一番、驚いたのはひょうたんが水入れになるのはもちろん、火にかけられるという事。2~3回ならば、お湯を沸かすことが出来るそう。いつか、ひょうたんで沸かしたお湯でお茶が飲んでみたい。出来れば、ご飯とかも炊いてみたい・・・。夢が広がりました。 とことん楽しむヘチマ・ヒョウタン 堀 保男著 ひょうたんの育て方を参考にしました。写真入りで詳しく説明してあります。ひょうたんとヘチマは同じウリ科の植物。育て方も似ています。ひょうたんが今の時代まで育てられてきたのは、道具や容器として非常に重宝されてきた歴史があるから。軽くて丈夫で水漏れがしない道具は、プラスティックが出てくる前までは、非常に貴重だったんです。ひょうたんLOVEな私ですが、来年はヘチマも育ててみたい。ひょうたんは肥料も食うし、病気にも弱い植物ですが、ヘチマは基本的にとても強い植物。ヘチマ水で石けん作って、ヘチマたわしも作りたい。野望が広がりました。 ひょうたんの作り方・楽しみ方 全日本愛瓢会 これは、マニアックな本です(笑)。ひょうたんの加工の仕方も板で挟んで形を変えたり、漆塗り、金箔はり、カビを生やした模様を楽しんだり、写経したり、螺鈿したり、デコパージュしたり・・・。面白いけど、なかなか素人には出来ない技です。あとは、ひょうたんの歴史について詳しく書かれています。一番興味深いのは、ひょうたんを使った楽器について。ひょうたんはとても共鳴がよい素材なので、多くの楽器に使われていて、カリンバやシタール、ビリンバウ、胡弓、ヘビ使いの笛(コブラ笛)、カスタネット、マラカス、フラタイコ、ギロ、マリンバ・・・など等。しかも、こういった民族楽器というのは、その民族の歴史をとても伝えているもので、支配されていた時代に、民族の武術を絶やさないため支配者にカモフラージュするのに武器にひょうたんをつけて楽器にしていたり。音楽や踊りというのは、そもそも神に捧げるためのものであったことから、ひょうたんと信仰の関わり、ひょうたんの種子は生命誕生のシンボルで、中が空洞で見えないというのは、異次元の世界を意味したり。また、生きていくうえで欠かせない水をいれる水入れとして、水と同じくらい尊ばれて、空と水の信仰がひょうたん文化の根底にある・・・そうです。う~ん深いね、ひょうたん。
by chio-ringo
| 2006-09-19 22:55
| 本
|
カテゴリ
フォロー中のブログ
曼荼羅石見房 ちきゅうとともに S l o w l y ... やっぱおうちがいいね Breath of Green * もなこの手づくり石け... We are on th... 春夏秋冬 Biancabianca =OrGanic kit... そよ風になって~ Oryzias*Cafe はりきゅうのはなし korinの心象スケッチ natural meeting ソラヒトの旅とごはん LuLu★日和 くつきの森を応援しよう Corner bazer 日々の泡 鎌倉JADE -ver.3 あづさブログ ゆったり生活*Happy... on the way.... マンダラべジレシピ STONE MANDAL... BLOG
かんずり仕込み中
非日常を楽しむ♪ きままに・・・アウトドア ことのは うらべに日記 蓮の花 ぐ-すか・ぶ-すか中国大冒険! 銀鷲の要塞 あたち!!!! ちょこっと募金 ~出来ることから始めよう~ あなたに代わって、企業がNPO団体へ寄付します。 【ウェブリンク】 *NATURAL LIFE list 以前の記事
最新のトラックバック
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||