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村上ラヂオ   村上春樹・文 大橋歩・画
村上ラヂオ   村上春樹・文 大橋歩・画_b0054993_173587.jpg50の短い短編が収められている本。
雑誌「anan」に、一年間連載されたものを、まとめた本だそう。


村上さんは、誕生日が同じということだけで、
私にとっては、(勝手に)かなり親密に思っている作家さん。
のくせに、読んだ本といえば、「ノルウェーの森」と「ねじまき鳥クロニクル」くらい。


で、今回はじめて、エッセイを読んだけど、これは面白かった。
柿ピーの話とか。機内サービスの話とか、とても身近な物事を、
独特の目線で書かれている。

一番良かったのは、「にんじんさん」。
童謡の歌詞って、なんて言っているか分からないものあるでしょ?
その中で「赤い靴」に出てくる、「いーじんさんにつれられて行っちゃった」の
「異人さん」の解釈をインターネットで集めたときの話。
色々な誤解が寄せられたそうで、その中でも、
「イージーさにつられて行っちゃった」というのがいい。
村上さんも、
「「楽しけりゃそれでいーじゃん」的で、刹那的で、けっこう好きなんだけど(本文より)」
とおっしゃってる。

全然関係ないけど、私の友達で村上春樹が好きっていう子がいた。
だから、いまでも村上さんの本を目にすると、いつもその子のことを思い出す。
元気にしてるかな~。また、久しぶりに連絡してみようかな~。
by chio-ringo | 2005-01-08 17:06 |
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