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血と骨
血と骨_b0054993_13585990.jpg「血と骨」を観に行った。
原作・梁石日、監督・崔洋一、主演・ビートたけし、鈴木京香。

戦中、戦後の時代。
大阪へ渡ってきた朝鮮人、金俊平(ビートたけし)。
彼は、強靭な体と凶暴な感情、並外れた欲望を持ち、誰からも恐れられていた。彼の家族や周りにいる人間たちを翻弄し、彼自身は誰にも心を開かず、一人孤独の中を生きていく・・・。
その、壮絶な運命。


映画館の告知で観たときは、すごいエグそうって思ったけど、絶対観たいと思った。
ちょうど、妹も観たいといっていたので、二人で行った。
新宿ピカデリー4のレイトショー。14日まで。
そろそろ上映も終わる休日だったからか、劇場が小さいからか、立ち見の人もいた。

3時間近い上映時間で、結構姿勢がつらかったけど、
そんなことより、たけしがすごかった。その一言に尽きる。
久しぶりに本気の映画を見たような気がした。
エグイと言われてたけど、そういう場面もあったけど、まあ平気だった。
(男の人の方がだめなのかも)

考えたことは、その時代の女性の生き方。
その当時、男がすべて金俊平のようでなかったにしても、
暴力を振るわれ、蔑まれ、とうとう身の危険を感じるようになるまで、
男との縁を切らない。切ろうとしない。何故なんだろう?家族のため?お金のため?
決して、男女平等ではない世界。
そういう時代だったからなのか、人間の本質がそこにあるのか。

原作も読んでみたいと思った。
by chio-ringo | 2005-01-11 14:06 | 音・芸・映
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