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人をみる
いよいよ本格的になってきた漢方講座。
人をみるっていうことが、中心になってきた。

西洋のお医者さんだと、患者さんが来た場合、
話を聞いて、症状のある部分を診て診察をするけれど、
中医学では、文字通り人をみる「望診(ぼうしん)」ということ最初にする。
その人の顔色、体系、姿勢、目線、肌の色艶、髪の毛、足の太さ等などを、
ぱぱっとみただけで、その人の体質や弱い部分などがある程度分かったりする。

例えば、顔色や肌の色。
色の白い人は、肺が弱い。肺が弱いとアレルギーになりやすくなる。
だから、喘息持ちの人はアトピーだったり、肌も弱かったりする(乾燥肌とか)。
黄色い人は、脾胃が弱い。少食だったり、食べても太れなかったり、
お腹を壊しやすかったりする。何かあるとすぐ胃にくる。日本人には多いよね。私もそうだし。
黒い人(黒いって言っても黒人さんじゃないよ。なんとなく、黒っぽい感じの人。)は、
腎が悪い。疲れやストレスが溜まっていたり、寝不足だったりする。
赤い人は、心が弱い。血圧の異常があったり、脈に異常があったり。
心筋梗塞や脳溢血などに注意だとかね。

なので、最近は人チェックをよくする。
電車に乗ったとき、前の席の人を、一人ひとりチャック。
「この人は、白いな~。肌もつやがないし肺が弱くて陰虚だろうな~」とか。
「この人は、赤いな~。太っているし、コレステロール溜まってんだろーなー」とか。
あと、通勤帰りのサラリーマンは、大抵黒いよ。顔色が。
「皆さん、ストレスや疲れが溜まってるんですね。お疲れ様です。」と、
人知れず思う、この頃。

ポイントは、あんまりじろじろみている感を出しちゃいけない事。
誰だって、じろじろみられるのは気分が悪いでしょ。
目線を動かさずに、上から下まで人をみれるように、日々訓練。
慣れてくると、結構出来るようになるらしい。これも、実践では大切なことなのです。
by chio-ringo | 2005-04-21 13:17 | 生活
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